自分の免疫力を上げて、いつでも自分を守れるように。自分の体への気づきや、自然治癒力を高めるアイテムが注目されています。野性味溢れる香りの精油は、NZの森で蒸留しハンドボトルで詰められているので、開けただけで青々とした香りが広がります。嗅覚から脳へダイレクトへ届く精油の力。化学合成ではない、大自然の香りでリモートワークでの気分転換、お部屋の空気清浄、マッサージオイルやバスソルトに混ぜて。自分なりのこころとからだの整え方のヒントを、お届けします。

 

森林保護活動から手作業で詰める野生種の精油

Estate Aromatics 社の精油はニュージーランド南島 Otagoエリアの野生の植物から蒸留されたものです。森林保護活動に長く携わってこられたご夫婦が、森から森へと移動し、環境のバランスをみながら木の間伐や森の営みをサポートしています。そのなかで、その土地に自生する木々、特に野生種の植物のエネルギーに惹かれました。その力を最大限に引き出せるよう、オリジナルで蒸留器を製造、必要な分だけ木を伐採し移動をしながら新鮮な状態のままの精油をひとつひとつ手作業でボトリングしています。

どのボトルも開けたとたんに森の木々のざわめきが聞こえるような、青々しい香りが特長です。香りの効果は脳に直結するといいますが、一瞬で気持ちを切り替えるような植物ならではの凛とした香りが登頂です。それぞれ異なる香りですが、リフレッシュ系の精油です。

世界的に発展しているアロマ産業では、たくさんの精油が大量生産されています。また一般的な家庭用品に使われている香りは合成された化学的なものが多い。そのなかで、大量生産をせずに、植物の成長に合わせて造られる精油たちは、その土地の生態系を守ると共に、私たちの心身にも大きな恩恵を与えてくれます。

 

3種の精油 / Wild Essential Oil

>ダグラスファー(ベイマツ)/ Pseudotsuga menziesii
>マヌカ(フトモモ科)/ Leptospermum scoparium 
>ポンデローサパイン / Pinus ponderosa 

 
・ダグラスファー
ニュージーランドにも建材用に多く輸入され、その生命力の強さゆえ、増殖を繰り返し、ニュージーランドの森に入るとよく見られる植物のひとつになりました。北米大陸に古くから住んでいたインディオたちは、樹木を火の燃料に、葉や樹皮を民間療法に用いていました。ダグラスファーの爽やかな香りは、心を癒して前向きにしてくれます。強壮作用のあるピネン類なので、神経系や肉体面ともに疲労回復やストレス軽減のサポートに役立つと言われています。また、血行促進作用を持つモネテルペン炭化水素類の含有量が高いので、関節痛・リウマチなどの痛みの緩和に役立つとされています。皮膚刺激があり、取り扱いに注意が必要なので、マッサージオイルや湿布布などに少量用いることをお勧めします。咳、気管支炎、喘息などの呼吸器系や、風邪の初期症状、インフルエンザ予防にも良いとされ、ディフューザーなどで拡散すると空気をキレイに保つことができます。

 
・マヌカ
ニュージーランド原種のマヌカの木は、オーストラリアのティートリーに似た効能を持ち、ニュージーランドのティートリーとも言われていますが、ティートリーに比べると、その抗菌力は20~30倍とも言われ、バクテリアや真菌などの感染症に優れた効果を発揮します。先住民族マオリによって古くから民間療法に用いられているマヌカは、マオリ語で、”復活の木”、”癒しの木” という意味を持ちます。マヌカの蜂蜜(マヌカハニー)も優れた抗菌力をもち、その栄養価の高さから、今、もっとも世界で注目されている蜂蜜です。 マヌカの精油は、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症、抗アレルギー作用が高く、喉の痛みや咳などの呼吸器系の不調、風邪のひき始め、インフルエンザ予防、花粉症や喘息対策に適しています。 また、鎮痛・抗炎症作用があるので、マッサージオイルに用いることで、筋肉痛や関節痛の緩和にも役立ちます。マヌカ精油の抗菌力は、脂性肌やニキビのケア、頭皮トラブル、口臭予防に有効です。またその抗真菌力は、脂漏性皮膚炎や水虫、ヘルペスの改善に優れているとされています。 マヌカの穏やかな優しい香りは、心に落ち着きを与えてくれて、心身の免疫力を高め、感情のコントロールをできるよう手助けしてくれます。

 
・ポンデローサパイン
北米西部〜南部、インドに分布するマツ科の植物。 ニュージーランドにも建材用に多く輸入され、今では多く生息しています。古くからネイティブインディアンが人々の魂の浄化、心身の浄化に用いてきた植物のひとつです。 他の松科の植物に比べて、甘みを感じる爽やかな森林の香りがするポンデローサパインは、大脳活動を活性化する働きがあるので、心配、不安、無気力な状態の時にとても優れた働きを見せてくれます。また交感神経の高ぶりを抑えて、副交感神経の働きを活性化するとも言われています。空気中に拡散した精油の芳香成分は嗅覚を通して大脳辺縁系に伝わり、自律神経をコントロールし、不安や恐怖、怒りなどの感情面のバランスを整えてくれます。またお部屋に拡散することで、肺疾患、呼吸器感染にも役立つとされています。 血行を促す働きもあるので、筋肉痛、リウマチ、腰痛、坐骨神経痛などの緩和にも適しています。 また家系的な問題の改善、先祖との繋がりを深めてくれる植物とも言われており、瞑想時のサポート、松果体の活性化、エネルギーのクリアリングにも適しています。